【実話実写映画】時には息抜きをしよう!介護にむかう気持ちが楽になる映画2選

【実話実写映画】時には息抜きをしよう!介護にむかう気持ちが楽になる映画2選

老化に伴い介護が必要になったり、生まれながらに障害を持った登場人物たちが教えてくれるメッセージ。観るとポジティブな気持ちになれる、実話がもとになった映画を紹介します。

老いてもなお人間らしく『最強のふたり』

『最強のふたり』(2011)は、全身麻痺の大富豪と彼の介護をすることになったスラムの黒人青年が、衝突を重ねながらも友情を築き上げていく姿を実話を元にユーモアたっぷりに描いた作品です。(※1) 2011年にフランスで製作・公開されたこの映画は、フランスでは10週連続1位、ドイツ9週連続1位、オーストリア6週連続1位など、公開当時から映画史を塗り替えるヒットを記録しました。

介護を受ける側にとって、今まで出来たことが出来なくっていくことは、非常に苦痛だといいます。助けを求めれば何でも先回りされ、自分が本来やってきたことも「それはできなくなったから」と取り上げられてしまう。私自身も老人ホームを立ち上げた時から、そんな状況にいる高齢者を数多くみてきました。

老いてもなお、1人の人間として最期まで自分らしく、今までの楽しみを続けたい。新しい挑戦をしてみたい。そんな気持ちを誰しも持ち得ていることを、登場人物たちのやり取りをみて改めて気付かされます。

 

誰しもが役割をもつ社会を『人生、ここにあり!』

『人生、ここにあり!』 (2008)は、バザリア法の制定により、精神病院が廃止されたイタリアで起こった実話を映画化したヒューマンコメディーです。(※2) イタリアで製作・公開後、動員数は40万人を超え、54週ロングランの大ヒットを記録し、イタリア・ゴールデングローブ賞を受賞しました。

イタリアでは、2000年末に国内の精神病院の完全閉鎖を宣言しました。この閉鎖のきっかけになったのが、1978年の新しい精神衛生法(バザリア法)です。全会一致でイタリア国会を通過し、精神科医の強制入院・強制治療の権限に大幅の制限を加え、強制入院病棟も消滅したのです。

ただし、精神病院が廃止されたからといって、元患者が地域に戻って行くのは非常に大変です。映画内では、自分の役割を持ち、他者に必要とされるという、私たちでは当たり前の行為すらも持てなかった元患者たちが、他者と信頼関係を結び、時に仲間の死を乗り越えながら、ただただ必死に前を向く姿に、勇気をもらいます。

人生、ここにあり!公式ホームページ

 

ときには息を抜こう

ご紹介した2作品は、実話を元に製作されているからこそ、恋愛模様、絶望、そして希望など、物事の本質に迫る核心的な表現も多くみられます。

介護に疲れている、もしくは介護を控えて複雑な気持ちを抱えているときこそ、
疑似体験ができる映画を観ることで素直に息抜きをする時間を持ち、映画から得られるメッセージに気持ちを重ねてみてはいかがでしょう。