【介護と仕事・自分らしい暮らし方をつくる】Vol.2 体験談:両立するための準備期間の過ごし方

【介護と仕事・自分らしい暮らし方をつくる】Vol.2 体験談:両立するための準備期間の過ごし方

【介護と仕事・自分らしい暮らし方をつくる】では、介護と仕事をめぐる日本の今を、数字や実体験を通してお伝えします。超高齢化社会に向けて、私たちが準備するべきことはなんでしょうか。

 

【介護と仕事・自分らしい暮らし方をつくる】Vol.2は、「体験談:両立するための準備期間の過ごし方」

都内のコンサルティング会社に勤める30代の女性Tさんは、2016年4月から半年間、会社で初めて介護休職制度を利用しています。(2016年7月現在)

Vol.1の「働き続けるための制度とは?ポイント3つまとめ」 にてご紹介した制度ではなく、「2親等ではなくてもよい」「期間は最長半年」など、会社独自の介護休職制度を使う中での、生活環境や心境の変化について伺いました。

 

仕事と介護を両立する準備期間

育児休暇と違い、介護はいつまで続くのかが誰にもわかりません。

法律に基づく介護休暇・休職期間では、「介護生活を送るというよりも、末期に付き添う看取りの意味合いが強くなっている」と指摘するTさん。介護休業は、「介護と仕事を両立する準備をする期間」だと痛感しているそうです。

 

実際、Tさんは自身の親の介護ではなく、3人いる祖母と、祖母を介護している母に対するサポートのために休職制度を利用したといいます。

また、お子さんが小学校に上がったタイミングで、自分の子の変化に寄り添いたいという気持ちも大きくなったことが、制度を使うことを後押ししたそうです。

 

仕事以外の「変だな」と思うことを片っ端から片付ける

介護休職というと、介護だけに追われる生活を想像することが多いかもしれませんが、実はそうでないとTさんはいいます。

「子の成長については、手がかかるフェーズから思春期へ突入する時に、サポートが必要だなと感じます。それに、親や親族のことに真剣に向き合うひとつのタイミングだと思い、自分が違和感を感じることについて、片付ける期間にしようと思いました。」

育児や仕事ばかりで、親や親族、自分の身体のことを後回しにしてきたことが、人によっては多くあるかもしれませんが、一度、自分自身を見つめ直せる機会でもあるのです。

 

親に対して時間をつかうタイミングを見極めよう

自分の家庭をもち、さらに親族と離れて暮らすとなると、目下自分の関心ごとはその時々で移っていくのは当然かもしれません。

親と共に過ごす時間をいつ使うか。そのタイミングに正解はないかもしれませんが、“親との時間と、明日の会議を天秤にかける” ことは違うなと私は思います。」とTさんは言います。

親との向き合い方、自分の暮らし方、そして介護休職そのものについての捉え方など、より選択肢が広がる時代を迎えているのかもしれません。

 

 

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